
【転職活動者必見】これで安心‼失業保険(基本手当)申請の正しい方法とは
前回の記事では、失業保険(基本手当)についてご紹介いたしました。
再就職の意思はあるけれども、様々な事情により在職中に転職活動が出来ずに失業期間が生じる場合にはとても助かる制度です。
しかし一方で、不正受給等を行うと思いペナルティが発生する事もお伝えいたしました。
今回の記事では、実際に失業保険(基本手当)の申請についてご紹介いたします。
1.失業保険(基本手当)の申請に必要なもの
失業保険(基本手当)の申請を行うにあたり必要なものを確認しましょう。
□ 雇用保険被保険者離職票-1
被保険者の資格を失った事を通知している書類
□ 雇用保険被保険者離職票-2
退職した理由と給料が記載されている書類
*1と2は退職した10日以内に会社側で手続きします。
また1と2は合わせて1式になりますのでご注意を。
*もし1か月以上経っても送付されないなどは会社に連絡しもし会社側が一切離職票を送る意思がない等困った場合はハローワークに相談しましょう。
□ 雇用保険被保険者証
個人保管か会社で保管している書類です。
万が一紛失した場合はハローワークで再申請します。
□ 最近の顔写真
たて3cm、よこ2.5cmの本人と確認できる顔写真2枚が必要です。
□ 個人番号確認書類または身元確認書類
(1) マイナンバーカード(個人番号確認および身元確認が1枚で可能)
(2) 通知カード又は個人番号が記載された住民票の写し(住民票記載事項証明書)
※(2)の場合は運転免許証またはパスポート、写真付き住民基本台帳カードなどのうちいずれか1種類が必要です。
もしそれらをお持ちでない方は、次のa~dのうち異なる2種類を用意してください。
a. 公的医療保険の被保険者証(国民健康保険被保険者証、健康保険被保険者証など)
b. 年金手帳
c. 児童扶養手当証書または特別児童扶養手当証書
d. 印鑑登録証明書、公共料金の領収書、写真のない住民基本台帳カードなどのうちいずれか1つ
□ 本人名義の通帳
ただし離職票-1に金融機関確認印がある場合は必要ありません。
□ 印鑑(シャチハタ不可)
以上が失業保険(基本手当)の申請に必要なものになります。
2.失業保険(基本手当)の申請の流れ
では実際の失業保険(基本手当)の申請について確認してみましょう。
【ハローワーク初日】
初日にまず
□ 求職申込書
経歴やスキル等を記載。
□ ハローワークカード
ハローワークの各種サービスを使用する時に必要なもの。
ハローワークに行く際は毎回持っていきましょう。
□ 受給資格者のしおり
ハローワークにあるので受け取ります。
失業保険(基本手当)は再就職の意思がある方に向けての制度と以前お伝えした通り、初日にハローワークに登録する必要があります。
求職申込書はその場で書きますが、どうしても自宅でゆっくり考えたいという方は持ち帰る事もできます。
受給資格者のしおりには必ず目を通して、理解を深めると共に大切に保管しましょう。
【雇用保険説明会】
ハローワーク初日に必要書類3点の申請と確認が終わると雇用保険説明会に参加し(参加必須)、下記2点を受け取ります。
□ 失業認定申告書
□ 雇用保険受給資格者証
失業認定申告書は認定日から認定日までの期間中にどのような求職活動を行ったか記載する書類です。
4週間ごとに失業認定日にハローワークに提出します。
以前にお伝えしたとおり、この申告書に虚偽の内容を記載した場合は不正受給として重いペナルティが発生します。
必ず事実に即した内容を記載しましょう。
雇用保険受給資格者証は退職した理由や日付などが記載されている書類ですが、「1日にどれくらい失業手当を給付されるか」も記載されているので確認しましょう。
【7日間の待機期間】
失業者が本当に失業中か確認する期間になります。
この期間でアルバイト等を行うとその日数分受給が伸びますので、注意してください。
【失業の認定】
7日間の待期期間後失業が認められると最初の失業認定を受けるために「初回認定日」にハローワークに行きます。
失業認定には
□ ハローワークカード
□ 失業認定申告書
□ 雇用保険受給資格者証
□ その他別途指示があった書類
が必要です。
但し、自己都合退職の場合は7日間の待期期間に加えて3か月の給付制限があります。
ですので実際の給付は4か月後になります。
この間は勿論求職活動を行っている事が必要で、していない場合は失業の認定がされない場合があります。
【失業認定と失業手当の振り込み】
4週間に1回、認定日にハローワークに行き失業認定されると失業手当の振り込みを受け取るというサイクルになります。
受給日は認定日の約1週間後になります。
まとめ
失業保険(基本手当)の申請の流れについてご説明しました。
必要な書類と流れを理解する事でスムーズに申請を行い、1日でも早く給付金を受け取れるようにしましょう。
また、困った事、疑問点についてはその都度ハローワークに確認をとり思わぬ形で不正受給にならないように心掛けましょう。

