
【在宅勤務だからこそ用心】今できるリモートワーク時の防災意識を見直そう~いつ起きるか分からない災害に向けて出来る事をする~
現在はコロナウィルスの影響でリモートワークを中心に仕事をする企業が増えており、緊急事態宣言後でも利便性からリモートワークが増えてくる傾向にあります。
通勤時などに災害があった場合とその備えについてはこちらの記事でご紹介致しましたが、リモートワークで自宅にいる際の防災意識は昨今のコロナ事情もあり、疎かにしがちです。
ただ災害はいつ起きるかわかりません。
今も大変な状況ですが、もしもの時に備え必要な準備は着々と備える必要があります。
今回の記事では、リモートワーク時で自宅にいる時に災害に備える方法とオススメの防災グッズについてご紹介致します。
1.何故、家の中の防災が必要か
普段、社会人は1日の大半を通勤や職場で費やします。
前回の記事でもご紹介した通り、通勤時に災害にあった際は、電車やバスといった交通機関が軒並み使えなくなるどころか多くのビジネスパーソンが駅やバス停に集まるため思わぬ2次災害に出くわすことも考えられます。
しかし現在、コロナウィルスによる社会情勢の変化によりリモートワークの利便性が広く受け入れられるに従い、職場から自宅への勤務に変更を認める企業も出てきています。
働きやすい環境でのびのびと仕事が出来る事は多いに嬉しいのですが、1日の大半を自宅で過ごすに伴い、いつ起きるか分からない災害にあう可能性も高くなってしまいます。
自宅にいると「自分の家なので、災害があってもすぐ準備して逃げられるよ。」と高を括りがちになりますが、その油断が命取りになる事もあります。
例えば地震が起きた際は、マンションに住んでいる方は玄関の扉が変形して外に出れなくなるかも知れません。
余震の中で速やかに避難しなければ命の補償がない中で、貴重品や食料、衣服を集める事は至難の業です。
また食料や水などの備蓄品がない場合は、ライフラインが切断された状況では文字通り生きていく事が困難になります。
そうならない為には、常日頃から災害に対して備える=防災の意識を持つことが非常に重要になります。
2.家の防災アイデア
では、実際に家の中でどんな防災を行えばいいのでしょうか?
□ 家具の転倒を防ごう
なんといってもまずは家具を壁や天井にしっかり固定する事です。
災害の中で、特に起こりやすいのは地震です。
地震への対策は急務になります。
例えばL字型の金具や床下に敷く防災マットなど家具をしっかりと固定する事で、家具が倒れてきて大けがをしたり、避難通路を防いでしまうといったトラブルを未然に防いでくれます。
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□ ブレーカーの位置を確認しよう
避難する時は、心の余裕もなくて慌ただしくなります。しかし、その時に忘れてほしくないのが「ブレーカーを落とす」ことです。
これは停電が復旧した際などに起こりやすく、通電した途端に火花が飛び散り発火するので被害が更に拡大する可能性があります。
リモートワークで使っていたパソコンやスマートフォンは可能かもしれませんが、全てのプラグをコンセントから外すことなど災害時では勿論できません。
被害を増やさない為にも、ブレーカーの位置は日頃から確認し、実際に災害が起きて避難する時はブレーカーを落とすようにしましょう。
□ 備蓄をしよう
災害が起きると、災害が起こったエリアは勿論の事、規模によってはその他のエリアでも「買い占め」が発生します。
買い占めが発生すると、需要と供給量のバランスが崩れて全員に商品が行き届かなくなります。
今回のコロナウィルスによる「マスク」はまさにこのパターンです。
こうなると供給までの間は、何も出来ません。
また買い占めする心理として「自分さえよければ良い」と備蓄がない為、心に余裕がない状況で必要以上に買ってしまいます。
自分は勿論の事、他人に思いやる気持ちを持つことは災害時には難しいのです。
そうならない為には、日ごろからちょっとずつ備蓄を行います。
消費期限が近付いてきたなら、消費して新しいものを買っていくサイクルを繰り返すと無理なく備蓄する事が出来ます。
3.防災バッグの準備
家の中で防災対策を行ってもまだ不安ですよね。
防災はするのとしないのでは生存率に大きな違いがありますが、完璧というわけではありません。
いざという時は、安全な場所へ避難する必要があります。
しかし実際に避難する時に、何を持っていけばいいのか分からないと思う方もいらっしゃるかも知れません。
そういった時に便利なのが防災バッグです。
防災グッズをひとつにまとめてあるので、最悪この防災バッグを持って避難する事ができます。
自宅の中では、玄関などの避難口に近い場所に置いておくと良いでしょう。
「防災バッグは色々種類あるけど何がいいの?」という方に、何個かオススメの防災バッグをご紹介致します。
□ Safetyplus
こちらの防災バッグは防災士監修の防災バッグになります。
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スマホ充電機能搭載ラジオ付き手回し懐中電灯や、非常用トイレ、エアーマット、着替えの際の目隠しにもなるアルミポンチョなどの防災グッズや水、乾パンなどの非常食を含めて一人用35点セットと2人用42セット点のどちらかを選択できます。
また、デザインにもこだわっており、女性や高齢者の方にも背負いやすいバッグになります。
一人暮らしの方などにオススメです。
□ ラピタ エマージェンシー
こちらの防災バッグも防災士監修で、特に家族で使用する際におススメです。3wayになる防災バックで、持ち運びしやすいメリットがあります。
お湯の要らない泡シャンや、尾西のアルファ米、ランタンセットなど災害時の際に手がかゆいところに届く防災バッグになります。勿論、非常用の水やトイレ、ポンチョなど標準品も搭載しております。
これらの防災バッグを玄関などに備えておくことでいざという時に、慌てる事なく避難する事が出来ます。
他にも個別で用意すべき防災グッズはこちらの記事でご紹介しています。
まとめ
リモートワークで自宅にいる時間が長くなる事は、地震などの災害も家の中で体験する可能性が非常に高い事を意味します。
今、コロナウィルスによる被害が注目されている中でついつい見落としてしまいますが災害はいつ起きるか分からない事をもう一度思い出す必要があります。
いざその時になって慌てるのではなく、日ごろから準備して防災意識を高める事が自身の生存率に大きく影響してきます。
今回の記事がご参考になれば幸いです。

