マインドセットの必要性
仕事でミスをした時、あるいは厄介な仕事が降ってきた時、あなたはどんな気持ちになる事が多いですか。
「やっぱり自分はダメだ」「面倒な仕事がきた」などネガティブな感情に支配されていないでしょうか。
今回の記事では、仕事をする際のマインドセットについてご紹介します。
1.マインドセットとは
マインドセットとは
「生来の性格学んできた教育、経験,先入観、価値観、判断基準、信念、パラダイム」
等の複数の思考様式で構成される事を表す言葉です。
自分の正確や経験、価値観など様々な要素から総合的に判断して人は思考します。このマインドセットを意識する事で仕事やプライベートで上手くいかないなという事にも前向きに取り組めるようになります。
2.マインドセットの種類
マインドセットには2種類あります。
成長型:状況を前向きに捉えることで現状打破のための方策を導き出そうとする。
停滞型:思考が停止した状態になり、その場にとどまったり諦めの境地に陥ったりする。
成長型のマインドセットであれば、前向きかつ熱心に取り組む事が物事に取り組む事が出来るのですが、停滞型だと現状維持あるいは諦めといったネガティブな感情で物事に前向きに取り組めなくなります。
マインドセットの種類とは要は思考の”クセの違い”です。このクセを変えない限り、停滞型が成長型にはなれないのです。
3.マインドセットが何故怖いか
マインドセットが恐ろしいのは、それが「無意識」であることです、
「無意識である」ということは、自分では自覚しずらい事を意味します。
つまり「マインドセットが自覚しずらい」ということは、気がつかないままあなたを浸食し、あなたの行動を支配してしまうことを意味しているのです。
あなたの行動は周りにも波及します。そうなると組織ですらマインドセットに浸食されるのです。
もしこれが、悪いマインドセットに支配されると劣悪な環境になる事は想像に固くないです。
4. マインドセットの成長とは
自分の仕事に「意味」や「使命」を見出し、能動的に新しい価値を生み出す意欲が持てるようになることを意味します。つまり今までの仕事ややり方から新しい価値を生み出すのです。
5. マインドセットを成長させるには
ではマインドセットを成長させるにはどうすればいいのでしょうか。いくつか例をご紹介します。
□ 他人ではなく自分の責任と考える
問題が起きたときは、は問題の原因を自分の外側に求めて、その解決を周囲の人に委ねようとするマインドセットを持っている事が成長を妨げます。
この「他責のマインドセット」が個人ではなく組織にはびこると、問題解決は他人任せとなり、 組織全体が事なかれ主義に陥っていってしまいます。
一方で、もし個人が「自責」のマインドセットを持てれば、これまでは「どうせ無理」と諦めがちだったことに対して、自分が貢献できる部分がわずかながらでも見える事で少しずつ改善=成長が見込まれるのです。
オープンマインドで物事をとらえる「思い込み」や「決めつけ」程、あなたを狭い世界に閉じ込める原因です。
自分の信念を持つことは素晴らしいのですが、先入観を捨て、常にオープンなマインドセットを持てれば、目の前の仕事を相対的に捉え、様々な角度から捉える機会だと考えれば新たな視点や価値観を手に入れる事ができます。
そして、様々な角度から仕事を捉えることができれば、あなたはこれまでになかった視点を獲得し、あなた自身の世界を広げることができるのです。
□ 事後対応ではなく先読み
仕事で成長できない人は「その場のこと」「自分のこと」等目先の事しか考えません。
一方で仕事で成長する人は、自分だけでなく周囲を見渡して、前もって起こりうる事態を予測する「先読み力」を持っているので、常日頃から未来に対して仮説を立てて行動しています。
つまり常に物事を「先読み」するマインドセットを持てれば、実際に何かが起きた際の結果を検証することによって、更なる先読み力を磨くことができるだけでなく今後は先手を打って行動できるようになり、チームやプロジェクトの成果へリードすることができるようになるのです。
もしあなたが仕事で成長したいなら、周囲をよく観察し、起こりうる出来事を洞察した上で準備するマインドセットを意識する事です。
マインドセットと連想すると物事にあたる前に心を物事にセットする事を思い浮かべがちですが、それだけでなく日頃の生活から心掛けるが大切です。
まとめ
マインドセットを成長型にする事は日頃起こる様々な問題から有益な情報をもたらしてくれ、結果的にあなたにとってプラスになります。
是非とも今回の記事をご参考にしていただければ幸いです。