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手間暇かける際の落とし穴?イケア効果とは

何か難しい案件をこなしていざ完成すると達成感と共に愛着が出てきますよね。

しかし、この愛着が実は作業に思わぬ落とし穴を生じる原因になるのはご存知でしょうか。

今回の記事では、イケア効果についてご紹介いたします。

1.イケア効果とは


イケア効果とは、自分が作ったものや関与したプロジェクトに対して、その価値を過大評価する心理効果のことです。イケアと言えば、皆さんもご存じのスウェーデンの企業です。


イケアは自社での実験によって人は手間をかけることで思いや愛着が強まる事で、手間をかけた方が価値が高いと判断すると分かり、これを戦略に組み込み、結果世界的な企業にまで成長しました。

2.イケア効果が何故問題なのか


イケア効果とはつまるところ手間暇かけて作った成果物に過大評価をしてしまう点にあります。
例えばこれが、趣味の絵を書いて「良いモノだ」と自画自賛するのであればいいのですが、ビジネスにおいてはつまるところ自分を納得させる行為に走っているという事が問題です。

つまり、意思決定において、ビジネスを成功させるためにはどうしたらいいのかという判断ではなく「手間暇かけて作ったし目立った失敗もないしこれで行こう」という盲目的な判断に陥りやすくなるという事です。

適切な判断が出来ないという意味でイケア効果は問題なのです。

3.イケア効果に陥らない為には


イケア効果に陥らない為に大切な事は、正しいプロセスで進んでいるか否かで判断する事で、決して個人的な判断を行わないように心がけることが大切です。

特に案件全体を担当した時はどうしても愛着や「自分がやったんだ」という執着がありますが、その考えをもって意思決定するとやらなければならないプロセスも「大丈夫だろう」という安易な判断で飛ばす危険性があるので、手順に則った判断が必要です。

4.イケア効果を利用しよう

一方でイケア効果を利用する事でビジネスに応用できることも分かっています、前述のイケアのマーケティング戦略もそうですが、人材の教育にも応用できます。


例えば、業務を引き継ぐときに全部教える方法と最低限しか教えない方法もいますが、どちらも効果としてはあまり高くありません。

それよりもまず引き継ぐ人のレベルに合わせて担当者が理解できるように必要な情報を与えて、次にどうすればいいのか当人に考えさせるようにすると必死になって考えます。

そうする事で当人は与えられた情報を駆使してやるべき作業の全体図を理解する事に努めます。

担当者は引き継ぐ人から「次はこういうプロセスになると思うので、この処理を進めます」と目論んだ方向性にいけばそのままに、違う方向性ならば「なるほど。でもこういう問題もあるから別の方法はない?」など上手く誘導してあげる事が大切です。

引き継ぐ人が自力でその方向性にたどり着いた時には、手間暇かけた分仕事内容に愛着が出てきて自己効力感も出てくるというわけです。

まとめ

イケア効果は陥るとのではなく上手く利用する事で自己効力感を高める事が出来ます。その為には、本人のレベルに合わせて必要な情報を提供し最後の1工程を自分で考えてもらうという事が効果が最大限に発揮されます。

是非とも活用してみて下さい。

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