
自分の意見を分かりやすく相手に伝える為には?
仕事を上手く進める為には相手との会話が必要不可欠です。
ですが中には自分の意見や意図する事を相手に理解してもらえず何度も説明する羽目になる人もいます。
一方で理路整然と自分の意図する内容を相手に説明し理解をすんなりさせる人もいます。
この2人の違いはなんでしょうか?話し方の問題でしょうか?テクニックの問題でしょうか?
今回の記事では自分の意見が正しく相手に伝わるTIPSをご紹介致します。
1. 相手に自分の意見を伝えるコツ
実は自分の話が相手側から見た時に理解できるかという視点を持っているかどうかです。
相手側の視点で見た時に何を言っているか分からないあるいは説明不足だなと感じるならば相手はそれ以上にあなたの説明を理解できていない事になります。
2.では実際に何をすれば正しく相手に意見が伝わるのか?
では相手に正しく自分の意見を伝えるにあたっては具体的には何をしたらいいのでしょうか。
□ 結論から先に述べる。
悪い例)○○で××で、そうなると△△になるから
過程が多すぎて何が趣旨が分かりません。
または結論が最後まで聞かないと分からないので、判断の使用が出来ません。
良い例)この案件は見直しが必要です。理由としては○○だからです。そうなった経緯は××から△△に~
まず結論が先にきているので、この話の方向性が分かります。
方向性が分かった所でなぜそうなったのか順番に説明していくので頭の中で整理しやすいという利点があります。
□ 具体的に述べる。
悪い例)あれが課長より指示頂きましたので、今回この戦略で行きます。
あれやそれなどの【こそあど言葉】で表現されると一体何の事か判断が付きにくく誤解を招く原因になります。
良い例)○○社の営業アプローチ案について課長よりご指示頂き、11月12日までに販売戦略の見直しを3段階に分けて実施していく予定です。
具体的な言葉と数字で説明する事により、何の話をしているか誰もが分かります。
□ 聞かれたことだけを話す。
悪い例)○○で××で、そうそうその時××がこんな意見を言っていました、で△△
聞かれていない内容が長く下手をすれば相手の時間をとりすぎてしまう可能性もあります。聞かれた事にだけ述べましょう。
良い例)○○です。
聞かれた事だけを話すとシンプルになります。
□ 相手の理解度・反応を見て言葉を選ぶ。
悪い例)今期の粗利は増加傾向ですが、一方で販管費がそれ以上に増大してしまいまして
人によっては会計用語など専門的な言葉を理解できない人がいるので、相手の反応を見て言葉を使い分けます。
良い例)簡単に申しますと、今期はあまり儲かっていません。
□ 全体から説明する。
悪い例)このプロジェクトの営業としての見解は~
詳細から説明されると全体の内容や方向性がどういったものか見えにくい。
良い例)このプロジェクトの目的は新事業による収益アップです。その達成に向けて営業部としては~
これだと目標がはっきりとした中で聞いている相手も方向性がイメージしやすいです。
このように相手の立場に合わせて言葉や話す順番を変える事で簡単に自分の意見を通す事ができます。
つまり相手が何を知りたいのかをアンテナを張って喋ることが大切です。
まとめ
相手にどうすれば正しく自分の意見を伝える事が出来るのか色々とテクニックをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか
相手の立場になって簡潔で具体的に話す事を意識すると、がらっと意見の伝わり方が変わります。
今回の記事がご参考になれば幸いです。

